〔出張版〕介護の寺子屋くろまめさん

くろまめさんでは、
「介護技術のレクチャー」や「施設の見学」を目的とした「介護の寺子屋くろまめさん」という研修会を毎月行っています。

研修会を行う中で、「ぜひ、うちの施設で研修会をしてほしい」
という声を多数頂きました。

そこで、「出張版」介護の寺子屋くろまめさんを行うことにしました。

では、なぜ研修会が求められているのか？

それは、介護には「介護技術」がとても大切だからです。

介護技術はなぜ大切なのか？３つのポイント

①当たり前の暮らしを提供できる

お年寄りを介護していると、
「もうこれはできないやろう」
「車イスだから無理じゃないか」
と、無意識に思っていることがあります。

それは自分に介護技術がなく、限界をつくっているだけのこと。
介護技術があれば、利用者さんのやりたいこと、想いを叶えることができます。
つまり介護にとって一番大切な「当たり前の生活」を送っていただくツールとなるのです。

②介護士の健康を守る

介護には、立ち上がりの介助や移乗介助をする場面がたくさん出てきます。
正しいやり方を身に着けていないことで、腰や筋を痛め、志があっても介護を諦めなければいけない人が出ています。

現代ではAIや自動化が進み、介護現場においても機械化も進んでいます。
私たちはそれを否定しているわけではありませんので、必要があれば機械に頼ればいいと思います。

しかし、機械に頼る前に、まずしっかりとした介護技術を身に着けることは大切です。

介護技術があれば、介護士の身体を傷めずに介護することができます。
そればかりか、苦痛だった移乗介助がコミュニケーションへと変わり、あなたと利用者さんとの関係をかけがえのないものへと変えてくれます。

③介護士の成長につながる

”くろまめさん”でも、新しい利用者の方や身体の大きい方、拘縮や突っ張りがあり、介助が難しい方がいらっしゃいます。
そんな時こそ介護士一人ひとりが成長できるチャンスです。
試行錯誤を繰り返し、チームで話し合いをし、利用者さんと一緒に適切な介護技術を見つけていきましょう。

その先には必ず、利用者さんと私たち介護士との間に、心が繋がる瞬間が待っています。

この瞬間を経験したことのある人にはわかるはず。
この仕事にしかない”その瞬間”を今日も楽しんでいきましょう。

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