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花子さん。ありがとう。

くろまめさんの内緒ばなし

花子さんの孫でくろまめさんスタッフのあっこちゃんが文章を寄せてくれました。

以下転写いたします

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私のおばあちゃんが、9月14日に、96歳で亡くなりました。
おばあちゃんは、頭も良く、しっかりもので、働き者で、誰であっても正しいことは正しいとはっきり言う、すごい人でした。
子供への愛もすごくて、当たり前かもしれませんが、どんな事があっても守る、見捨てない!たくさん愛をそそいでいました。
その最愛の息子が12年前に亡くなりました。私にとっては伯父にあたり、私自身もショックでした。おばあちゃんは本当に落ち込みが激しくて、あんなに元気だった人が鬱みたいになってしまって…。
後から聞いたのですが毎日死ぬことばかり考えていたと言っていました。

母と私は心配で、私の友達が働いているくろまめさんが家庭的で楽しそうだと思っていたので行ってみてはどうかと勧めました。

すると、通いはじめて、みるみる元気になるおばあちゃん。
おばあちゃんが、くろまめさんに行きはじめて、1~2年たった頃、私もくろまめさんで働くことになりました。

くろまめさんでおばあちゃんの得意な餅作りや、お針、人生相談など、生き生きと過ごすおばあちゃん。お出掛けや旅行にも何度も行きました。スタッフの皆さんとも家族のように仲良くなり、家でもスタッフのプライベートなことを話したりして。
仲良くなった友達も出来て、楽しく過ごすおばあちゃんを見て、くろまめさんに来て、ほんまに良かったなぁと思いました。

でも今年の6月頃より食が落ちはじめて、ジュースやアイスしか受けつけなくて、くろまめさんに行くのもしんどくなってきて、家のベットで過ごす日々になりました。
そんな生活が続きだした頃、社長とおばあちゃんの今後を話していると、「きっともう長くないから、もっとちゃんと看たげた方がいい。腹決めて看たげ。お母さんがなに言うても、今日は私が看るから。あっちで休んどきって言い!」と言われて、ハッとしました。
確かにずっと看てくれてた母が限界にきていて家での生活が難しくなっていたのです。
ほんまに、おばあちゃんの最期の時なんや。悔いのないよう出来ることやらな!何があっても大好きなおばあちゃんを最後まで看よ!とこの時、覚悟が決まりました。

3ヶ月の間、ジュースやアイスを美味しい美味しい!と食べていたおばあちゃん。
くろまめさんで色んなことして楽しかった話をしたり、社長の悪口言うて大笑いしたり(社長のことが大好きでした)スタッフの皆や、仲の良い友達も会いに来てくれて、笑いの絶えない3ヶ月でした。

何も食べれなくなったのは、亡くなる3日前。
それでも、最期の最期まで、よく分かってました。
笑ってた。眠るように、旅立ちました。
最初から最後まで看取ることが出来て、ほんまに幸せでした。

そして、在宅生活が送れてたのは、たくさんの方々が協力があったのは言うまでもありません。主治医の先生、訪問看護師さん、ケアマネージャーさん訪問入浴の方、本当に良くして下さいました。

本当にありがとうございました。

コメント

  1. おばあちゃん、とてもいい顔。
    とても幸せだったんだなぁと感じる顔ですね。